アメリカの野菜売り場でlbという字を見つけて「じゅうろく?」「エル・ビー?」「何のこと?」と困ったことがありませんか?
短いから単語の省略形のよう・・・でも何の単語の省略形なんだろう?
アメリカのスーパーで必ず見かけるlbの意味と活用方法に迫ります。
アメリカ野菜 lbは一体何を表すのか
lb=libra=pound(パウンド)=約450g(グラム)
*お断り*
日本語では「ポンド」とも「パウンド」とも呼ばれます。ここではアメリカ英語の発音に近いパウンドを使います。パウンドケーキのパウンドです。ポンド=パウンドです。
まず、「約」450gってどういうこと?と憤ったそこのあなたにお伝えします。きっちり言えば1パウンド=453.59237gです。
でもあなたは
小数点以下切捨てで1パウンド=453g
か
小数点以下四捨五入で1パウンド=454g
と覚えますか?そうすると今度は一の位の数字が3と4。その1グラムの誤差が気になってきます。
考え出すときりがないので私は1パウンド(lb)=「約」450gと覚えるのを強くおすすめします。
ということは2パウンド=約1kg?
そうです。なので2パウンドは約450g×2=1kgちょっと欠ける感じと覚えます。
また「ちょっと欠ける感じ」って何よ?と言われそうです。こういう公式は数学得意な人はすごく違和感を覚えるでしょうね。
また、イメージトレーニングとしておすすめは
1kgの中に1パウンドの袋が2つ入っているイメージを浮かべることです。
私は大まかな数字が好きな人間ですからこういう覚え方をしていますが、スマホより早く暗算ができるような方はきっちりした数字を覚えておいても損はないと思います。
それと数学が得意な方はやっぱり2パウンドは
453.59237g×2=907.18474g
というように正確な数字で出したいかもしれませんね。
日本でg(グラム)、kg(キログラム)に囲まれて育った人には”1パウンド(lb)=「約」450g”断然覚えやすい!
白黒はっきり、グレーゾーンが大嫌いな数学や暗算が得意な方の気持ちはわからなくもないですが、一般的にやっぱりスーパーで買い物をする時におすすめのパウンド(lb)とグラム(g)の関係は1パウンド(lb)=約450g
↓
2パウンド(lb)=1kg弱 (1000g弱とも言う)
といったところではないでしょうか。ただ、パウンド数が上がるにつれ、1パウンドあたり約50g、また2パウンド辺りだと約100gの誤差が出ることになります。
それなのでパウンド数を上げ続け300パウンド(lb)になるころには=約135kgとかなりの差が出てきてしまうので注意が必要です。
あくまでもスーパーで買い物をする程度の重さのものを換算するときだけこの1パウンド(lb)=約450gの公式が役立ちます。
アメリカの野菜売り場でlbの文字を見るのはどうして?
量り売りだからです
アメリカのスーパーやファーマーズマーケット(青空市場)では生鮮野菜や生鮮果物だけでなく、lbの字も山積み。
Bananas $0.49/lb
といった表示があちこちにあります。
まず斜めの線「/」は「~につき」という意味。ですので「バナナがlbに付き49セント」という意味です。
lbはlibra(秤、天秤)の略。表しているものはアメリカの重さの単位パウンドです。パウンドはpoundとつづるのに表示はlb。発音と表示がぜんぜん違う。だからややこしいのです。
アメリカは合理主義でパパッとものを進めたがるわりにこういうところはややこしかったりメートル法を取り入れていなかったりするんですよね。
最終的にレジに行くまではっきりと値段がわからない
そこをいちいち気にしないのがアメリカ流!?
レストランのチップといい、結局はアメリカで生活する真髄はそこなんですよね。「そこ」というのは・・・
けちけちしない。多少の誤差は気にしない(フリをする)。おおらかな気持ち。
アメリカの量り売りのしなものが一つでもあるスーパーでは野菜売り場にアナログかデジタルで必ずはかりが置いてあります。
ですが、使っている人は・・・ほとんどいません。
でもあなたがレジに行くまで手に持っている野菜や果物が一体いくらになるのか知りたいのであれば遠慮せずに備え付けのはかりを使いましょう。
私は単価が高かったり重かったりする野菜など、不安に思うものは量るようにしています。
その方が安心して買い物を続けることができるからです。
まだまだアナログのはかりははお皿の部分に量りたいものを載せると出るのはパウンド(lb)の重さだけ。上記の方法で掛け算をして値段を推測する必要があります。
でもデジタルのはかりなら値段まできっちり出してくれます。だからと言ってレジで1セントも違わない値段で表示されるかはわかりませんが正確さはダントツです。
でも、もしあなたが暗算世界一とか数学チャンピオンのアナログのはかりでも問題ないと思いますよ。
アメリカではg(グラム)やkg(キログラム)を使わないのか
学校で習うけど普段使わない
アメリカの子どもたちは学校の数学や理科でメートル法(cm、m、g、kgなど)を習います。でも日常生活でg(グラム)やkg(キログラム)を使うことはめったにありません。アメリカで育った人にメートル法で話をしても通じないことがほとんどでしょう。
アメリカの料理本でヨーロッパなどの読者も視野に入れている人はカッコでg(グラム)やkg(キログラム)表示を入れている人もいますがその程度です。
学校で習ったとはいえ、g(グラム)やkg(キログラム)では重さのイメージが伝わらないことが多いので注意してください。
「学校で習ったくせに!!」と怒るのは早い
習っても使わなければ忘れるのは世界共通
日本人だって、学校で何年も英語をやっても「あれ?あの単語のいい方は?」なんて、使わなければ忘れてしまいます。それと似たような感じです。アメリカではlb(パウンド)が約450gということがわかっていれば大体話は通じます。だいたいの重さが表現できるように1kgの約半分が1パウンドだと思えれば十分です。
余談ですが、オランダのlb(パウンド)は約500gだそう。
オランダの知人が「アメリカのパウンドはオランダのパウンドより50gくらい少ないからね」と話していたのを思い出します。
オランダで量り売りの商品を買うときはご注意ください。
おわりに
アメリカの野菜売り場で見かけるlbの意味と重さのイメージがお分かりいただけたでしょうか?
応用すればハムやチーズをその場で切り売りしてくれるデリコーナーでも使えます。アメリカにいる限りパウンド(lb)とは仲良くしていきたいものですね。
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
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