イースター2019年。今年はいつ?と毎年気になります。日本ではお正月が「新春」と呼ばれるだけに、お正月が終わると次は春気分満載のイースターを目指すことに。
ところが今回ふと「イースターっていつだっけ?」と思い、算出方法を調べてみました。後半はアメリカの(私の家族の)イースターメニューもご紹介しましたので是非最後までご覧ください。
イースター2019年はいつ?
4月21日(日)です。
私はアメリカに10年以上いるのですが、イースターはいつも家族が設定してくれるため言われた日時に家族の家に遊びに行く程度にしか考えていませんでした。
なんとなく、「3月末から遅いときは4月後半になるなぁ~」くらいにしか思っていませんでした。
もうちょっと気にしてよ、と突っ込まれそうですがパーティーをホスト(主催)しない人間ってそんなものですよね。
指定の日にお呼ばれで行くだけ。いつも出かけて行って食べておしまいでした。
そんな私も今回はなんとなく毎年違う日にちでいつかはっきりとしないイースターが気になったので調べてみたわけです。
イースター2019年 いつってどう計算するの?
結局はカレンダーを見ないとわからない
イースターの日にちの算出方法は何度ネット辞典であるWikipidiaを見ても忘れてしまうのですが、
「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」だそうです。
「え?何て言った?」という声が聞こえそうです。一回言われてもサラッと右から左に流れて行きましたよね。
では、一気に言われてもわかりにくいのでこの早口言葉のような「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」を細かく整理してみます。
①春分の日(これも毎年違いますが3月20日前後ですよね)
②春分の日の後の
③最初の満月(これも正確にはカレンダーを見ないとわかりません)
④最初の満月の次の
⑤日曜日
ということで、完全に
”「満月の満ち欠けつきカレンダー」をじっとにらんで上の5段階を踏まないと到底イースターの日にちをはっきり言うことはできないんだ”
と2019年に入って思った次第です。
日曜日だということだけはっきりしているので週末土曜日は気にしなくていいんですね。どっちみちカレンダーを見ないと毎年のイースターの日にちを明らかにできないようです。
最終的にはカレンダーを見れば一目でイースターの日にちは書いてあるのでこの複雑なイースターの算出方法を覚えるのはあまり意味がなさそうです。
イースターの日にちの算出方法は覚えてしまえばカレンダーを見ることなく説明できると思っていただけにちょっと残念です。
毎年カレンダーを見てイースターの日にちをチェックする必要があるんですね・・・。
気を取り直してイースターメニューのご紹介にうつります。
イースターのメインメニューは何?
メインは巨大なハム、家庭によってはラム(子羊)
イースターは毎年同じようなものを食べます。日本のお正月のおせちと同じような感じですね。ハムの代わりにラム(子羊)を料理する家もあるようです。
ですから、毎年のイースターメニューをハムからラムに取り替えたりしてもいいんでしょう。
私の家族はラムは苦手な人が多いので断然ハムです。確かにラムも新鮮で質の良いものは臭みはありませんが、ラムはやっぱりラム。一口食べればラム特有の味がします。
巨大なハムの場合、すでにハムになっている=調理する必要なしなのですが、これにひと手間加えて調理するのがアメリカのイースター流です。
よくあるイースターのハム調理例
【準備】
●ハムホック(巨大な骨入りハムです)に以下のものを塗って350°Fのオーブンで一時間半から2時間ほど焼く。
ハムの外側だけ左右斜めになるように斜線で切り込みを入れて網目模様にしても良い。クローブを使う場合は全体に刺す。
ちなみに私の家族は全員に振舞うときに人によって好き嫌いが分かれるクローブは使いません。
【グレーズ(まわりに絡めるもの)例】
●ブラウンシュガー
●パイナップルジュース
●ブラウンシュガー&パイナップルジュース
●ブラウンシュガー&マスタード(ブラウンシュガー2カップにマスタード大3程度)
●はちみつを上記のどれかにプラス
●クローブ(ハーブです)を上記のどれかにプラスしてハムに刺して使う
と、この辺りが主流です。
私はいつもお呼ばれなのでアメリカ流になってしまいますが、
日本風のイースターハムにするなら酒、醤油、砂糖、みりんなどでテリヤキにしてもいいのではないでしょうか?
【ハムの調理温度と時間】
350°F(約180℃)のオーブンで1時間半~2時間程。きれいな茶色になってグレーズがしっかりと絡みつけばできあがり。
レシピを見るのも良いですが、一度友人知人に招待してもらってどんな味か食べてみるのも勉強になります。
基本的にはハム全体にまずブラウンシュガーをこすりつけておきます。オーブンに入れて温まり溶けて下にたれてきたブラウンシュガーをハケですくい取って何回かハムに塗りながら焼きます。
日本のテリヤキと同じ原理ですね。
だんだんと加熱されて濃くなっていくハムとブラウンシュガーの汁を一時間半から二時間焼く間に何度もハムにかけます。
売っている時点で加熱調理済み、そのままで切って食べても良いハムにわざわざ2時間以上かけてテリと風味を足すイースターハムは完全にごちそうです。
イースターおすすめの野菜サイドメニュー
パステルカラーの春らしい野菜メニューが合う!
ハムって薄切りの一枚を食べただけでも「しょっぱい!」と思いますよね。巨大なハムを使うイースターでは野菜の付け合せはやさしい味のものです。
イースターの典型的サイドメニュー(毎年ほぼ同じ)
スキャロップドポテト
「じゃがいものホワイトソース」か「ポテトグラタン」と言っても良いでしょう。
アメリカではじゃがいもを生のままホワイトソースと一緒にオーブンで調理します。私はこの方法だとじゃがいもが固かったり、ソースが水っぽくなってしまったりとうまくいきません。
私のような経験をされた方は日本のようにじゃがいもは別ゆでして加えたほうがうまくいきます。
ゆでまたはグリルアスパラガス
春の息吹そのもののイメージ。にょきっと生えてぐんぐん育つアスパラガスは必ず入ります。
イースターの頃には価格が手ごろで品数も豊富になります。イースターメニューには欠かせません。アスパラガスの緑がとってもきれいですよね。
ハニーグレイズドキャロット
はちみつやバターなどでねっとりとさせて調理したにんじんです。イースターバニー(うさぎ)の好物とされるのがにんじんだからでしょうか。
アメリカは住宅街でも昔からある所ならこんな毛が茶色くて目が黒いかわいいうさぎがちょっとした茂みなどに野生で住んでいます。
うさぎまで野生だなんて日本では考えられませんよね。たまに見かけるととってもかわいくて癒されます。でも相手はあくまでも野生動物。触らないようにしましょう。
デビルドエッグ
ゆで卵の中身をくりぬき、ホースラディッシュ(西洋わさび)やマヨネーズを加えてよく混ぜてから、ゆで卵の黄身があった部分に戻します。
その黄味の混ぜ物を黄味のあった場所に戻すだけの人も多いのですが、私の家族はちゃんとこの黄味の混ぜ物を袋にいれて絞り型できれいに絞り出します。めんどくさがりの私にはできないワザです。
最後に赤いパプリカを振り掛ければ出来上がり。青味を足したければ日本の小ねぎに当たるハーブのチャイブやスキャリオン(グリーンオニオン)を切ってのせるときれいです。
以上、私の家族はこんな感じのイースターメニューです。イースターもクリスマスと同じく家族の伝統。
ですから、家庭によって慣わしもメニューも少しずつ違います。あなたはどんなメニューにしますか、また食べてみたいですか?
おわりに
イースター2019年いつ?という話題からイースターメニューまでご紹介してきました。2019年のイースターはどんなメニューが出るか楽しみです。
毎年同じものを作る人が多いですが、ちょっとひねりを効かせても良いですよね。私はイースターについて調べているうちにホットクロスバンズというレーズンの入ったパンを出す家もあると聞いて作りたくなってしまいました。あなたも楽しいイースターを。
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡♡
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