アメリカの野菜に番号が付いているのを見たことがありますか?野菜や果物に貼られているシールや札についているあの番号です。
一番イメージしやすいのはバナナ?それともアメリカの大きなピーマン・パプリカでしょうか?
このシールの数字に隠れている意味を知ると買い物がもっと楽しく興味津々にできますよ。それでは野菜のシールの番号の謎を見ていきましょう。
アメリカ野菜番号 重さあたりの値段がわかる!
バーコードが読み取れないときに活躍
アメリカの野菜や果物に張ってあるシールやタグに番号が付いています。この番号の名前はPrice(価格 )Look Up(調べる)の頭文字を取り=PLU=商品価格識別番号と言うものです。
アメリカは青空市場だけでなく普通のスーパーでも量り売りが多いですよね。アメリカのレジには秤機能が備わっているので物を載せると重さが量れるようになっています。
それなので、秤つきのレジ台に野菜や果物を載せてこのPLU番号を打ち込むとそれぞれの野菜や果物の重さと値段を合致させることができるんですね。
今はバーコードが主流でPLU番号を使う必要はそれほどなくなりましたが、何らかの理由でバーコードが擦れたり切れたりしてレジに読み込めないときにはPLU番号を打ち込むことでその商品の正しい”重さあたりの値段”を出すことができます。
PLU番号は4桁か5桁と決まっているので手打ちでもそんなに時間がかからずレジを通すことができます。読み取りのバーコードがダメなときに商品の価格を識別するのに役立ちますよね。
アメリカ野菜番号 意味を頭に入れておこう!
かしこい消費者は知らなきゃ損
「そうか、PLU番号はスーパーのレジ係の人のためにあるんだね」と思ったそこのあなた、この野菜の番号にはまだ他の意味があるのです。
消費者の私たちはここが気になりますよね。
私もこの意味を知ってからしばらくはスーパーで色々な野菜や果物のPLU番号を見て回った記憶があります。
例えばスーパーの陳列棚に「オーガニック(有機栽培)」と表示ある野菜や果物のPLU番号がちゃんと9から始まる5桁だと感動しますよ。
【覚えておこうPLU番号の基本】
①4桁の数字3000~4000番台=一般的な農法で栽培収穫された農作物。殺虫剤や化学肥料使用。
②5桁の数字=8で始まる。遺伝子組み換え農作物。
③5桁の数字=9で始まる。オーガニック(有機栽培)作物。
気になるのは遺伝子組み換えの野菜や果物なんですが私は今まで遺伝子組み換えの生鮮野菜や果物は見たことがありません。あなたはどの数字から始まるか覚えていますか?
8ですよね。
遺伝子組み換え作物はまだまだ加工された状態で売られることが多いようですね。だから生鮮野菜や果物としてスーパーに陳列される時に必要なPLU(価格識別)番号としては見る機会がないのかもしれません。
それでも遺伝子組み換え作物はどんどん作られているので私たちがあちらこちらで見る時が来るのかもしれません。
アメリカ野菜番号 特に気にしたい番号はこれ
でも意外と見ない、8番さん
最近私は雑誌で”切って時間が経っても茶色くならない遺伝子組み換えりんごが出現した”という記事を読んだばかり。
それから気になってずっと色々なスーパーのりんごのPLU番号を見ていますがまだ8番から始まる5桁の番号には幸か不幸か、お目にかかっていません。
りんごは私の生活にとても身近な存在なだけにこの遺伝子組み換えりんごの出現にはドキドキしています。
「本当に?」
と言う気持ちでいっぱいですが、確かに切っても茶色くならないりんごは需要がありそうですよね。
それはともかくとして、現時点では
●一般農法の3か4から始まる4桁の番号
●オーガニック(有機栽培)の9から始まる5桁の番号
この2つがわかっていれば確実にあなたの望む方法で生産された野菜や果物を手にできることになっています。
アメリカ野菜番号 知ってると助かる
混ざってしまっていても平気
アメリカの野菜の番号が気になるあなたはやはり一般的な農法の作物と、遺伝子組み換え作物と、オーガニック(有機栽培)作物の違いを知っておきたいですよね。
【桁数による違い】
●4桁=一般農法
●5桁=遺伝子組み換えかオーガニック(有機栽培)=特別農法
と決まっていますが練習しないと目が慣れません。そこで練習の仕方をお伝えします。
PLU番号の見分け方の一番良い練習はバナナの陳列棚でできます。バナナはどこのスーパーでも通常農法のものとオーガニック、この2つに分かれています。
全く違う農法の2つが別々の棚に並んでいるのなら良いのですが、時として陳列棚が一緒でバナナ同士が混ざってしまっていることもありますよね。
一般農法ものとオーガニック(有機栽培)では価格も違うため、困ってしまいます。
通常、オーガニック(有機栽培)のバナナにはぐるりと「オーガニック」と印刷されたテープが巻かれていることが多いです。一般的なバナナと違いがわかるようにとの配慮ですね。
でもアメリカでは量り売りは自分の好きな分だけ切り取って買って良いというルールがあるので他のお客さんがテープをはずしてしまっていることもあります。
そんな時でもバナナについているシールの番号がわかればそのバナナが一般農法のAという値段なのか、オーガニック(有機栽培)のBという値段なのか自分でも判断することができます。
結構ぐちゃぐちゃになりがちなアメリカのスーパーの陳列棚を目の前に、私は何度もこのPLU番号の知識に助けられました。
他の野菜でも陳列棚で一般農法とオーガニック(有機栽培)が隣接して混ざってしまっている時や、陳列の仕方が怪しいときにPLU番号の意味さえ知っていれば自分で確認することができます。
おわりに
アメリカの野菜や果物についている番号の利用方法とその意味について見てきました。PLU番号マスターになれましたでしょうか?
私のPLU番号への疑問はレジの人が野菜の番号を一生懸命見ながらレジ打ちをしているのを見て一体何を見ているのだろうと疑問に思ったから。
番号使用の意味は大きく分けて価格識別と野菜栽培過程の2つでしたね。
あなたもスーパーで野菜や果物についているシールや札の番号を見てその野菜や果物が育ってきた様子を思い描いてみませんか?楽しいですよ。
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
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