アメリカではカットフルーツが大人気。人気と言っても流行り廃(すた)りのある人気ではなく、どこへ行っても見るということです。
ホテルの朝食はもちろん、ホームパーティーや学校行事、習い事の発表会後のパーティー。どんな集まりに出かけてもカットフルーツがお出迎えしてくれます。
ハワイやフロリダなど南国の州や隣国からフルーツを得やすいアメリカの生活で欠かすことのできないカットフルーツの全貌を一緒に見ていきましょう。
アメリカカットフルーツで使うフルーツの種類
よく見るカットフルーツは?
●すいか
●キャンタロープ(中がオレンジのメロン)
●ハニーデューメロン(中が緑のメロン)
●パイナップル
●ぶどう(緑と紫どちらも)
●オレンジ
●いちご
●キウイ
●ブルーベリー
アメリカのカットフルーツでりんごは見ません。りんごは皮の色も赤から緑まであってカラフルですよね。
安価なのでカットフルーツに入れるには絶好の食材ですがなぜか?塩水につけたりレモン汁をかけてもカットして時間が経つと変色が進んでしまうのが原因だと思われます。
同じ理由でバナナも見ないですね。日本だと給食でカットバナナが出たのですがアメリカでは見ません。
ぶどうやベリー類は青紫色が他のカットフルーツとのアクセントになることやカットしていないことで新鮮さを保ちやすいと言うことでよくカットフルーツに入っています。
アメリカカットフルーツ 皮ごと食べるのがアメリカ流
皮に一番栄養があるとも言うし
アメリカではりんごの丸かじりがイメージですよね。そのイメージそのまま、フルーツは皮ごと食べることがほとんどです。
これにはナイフ(包丁)の使い方が怪しい人が多いことも一員だと思われます。私の知人も料理はすごく上手なんですが、使うナイフはほぼぺティナイフ(刃先が親指程度のナイフ)。
野菜の皮むきには皮むき器を使いますし、細かい作業があまり必要ないのがアメリカの一般的な料理の仕方です。
テレビに出るような有名な料理家も野菜や果物の皮をむくとなるとかなり大胆なナイフ使いをしていてびっくりします。興味のある方は見てみてください。
アメリカカットフルーツ ソースをつけて食べる?
フルーツにも甘いソース
アメリカのカットフルーツは結構酸っぱいことも多いです。酸っぱいと言うのは日本の果物に比べての感想です。あまり品種改良なども頻繁には行われていないようです。
特にいちごはおいしそうに熟していても酸っぱいですね。そこで登場するのが甘くて白いドロドロとしたソース。
「ソース?」と思いますよね。正確にはfruit dip(フルーツディップ)と呼ばれるソースです。ディップには「(AをBに)どっぷりとつける」という意味があります。
全体に酸っぱくて香りも少なめのアメリカのカットフルーツ盛りには必ずこの白いディップが添えられます。
色が白いのはクリームチーズがベースだからですが、手作り物だとヨーグルトベースのものもあります。
甘いもの大国のアメリカということもありますが、フルーツがちょっと酸っぱいのも一因だと思われます。
秋冬の地元のりんごが収穫になる時でさえ、キャラメルディップと言ってキャラメルソースのちょっと濃いバージョンのものを切ったりんごにつけて食べます。
アメリカでは本当に生のフルーツ+何かしらのディップという組み合わせが多いです。ちなみに私は酸っぱいのが得意ではないのでカットフルーツの甘い白いディップは好きですよ。
アメリカカットフルーツ ぶどうとチーズは鉄板
おしゃれにしたかったら間違いない
ちょっとおしゃれな前菜や立食パーティーに欠かせないのがぶどうとチーズの組み合わせ。
アメリカには日本の比にならないくらいチーズも多く、私もアメリカに来てからたくさんのチーズと出会いました。
チーズのコッテリ感を爽やかなぶどうで和らげるともいえますし、ぶどうの酸味をチーズのコッテリ感でカバーするとも言えます。
とにかく欠かせない鉄板の組み合わせです。カットフルーツとしては房から一粒一粒取って他のフルーツと混ぜられるぶどうですが、チーズとあわせて前菜として出される場合は房ごと出します。
また、チーズはどうするかですが、硬いチーズは食べやすい大きさに切って、柔らかいチーズはお客様にその都度他のクラッカーなどと共に自分で取り分けてもらうようにするのが一般的です。
ちょっとおしゃれにもてなしたいけれどとりあえずは何を出したらよいのか判らないと言う人はぶどうとチーズ(チェダー・カマンベールなどは日本人にも馴染みがありますね)を出せば間違いありません。ぶどうはまずは緑、余力があれば紫も出しましょう。
アメリカカットフルーツ 彼/彼女へのプレゼント・差し入れ
カットフルーツの評価は高い
アメリカの若い世代の人たちにはストイックに甘いものを避ける人も多くなりました。食べるとしても質の良いチョコレート一かけとか奥さんが砂糖を減らして作ってくれたスウィーツなどのみとか。
結婚していると相手に好きなことをリクエストできますが、まだお付き合いの段階だったり学生の集まりだったりすると何を持っていったらよいのかわからないことがありますよね。
アメリカのキッチンの使い方や料理の仕方がわからない時はなおさらです。そんな時は相手が食べようと食べまいとカットフルーツが見た目が華やかで健康そうなので喜ばれます。
甘くても天然物だからですよね。売っているものならすでにカット済みで何の手間も要りません。また、持ち寄りパーティーなどでも呼んでくれた方やゲストの方々への気遣いをアピールできるのでおすすめです。
アメリカカットフルーツ 食べ方色々。花束も
形や見た目が違うだけで感動
アメリカにはカットフルーツの最たるもの、食べられる花束が売っています。お祝いに花束を贈ることは良くありますが、花は美しくても食べられないもの。
それをカットフルーツで作ってあるので飾ってきれいな花束が食べられるのです。似たようなアイデアにはフルーツスキューワー(fruit skewers)があります。
バーベキューのお肉の変わりにフルーツを串刺しにするんですね。普通のフルーツサラダだとカットフルーツが大きな入れ物に入っているわけですが、フルーツスキューワーで串刺しにすると色の統一感も出て見た目がとてもきれいになります。
私は以前ブラジル人が多く住む町に住んだことがありますが、ブラジルではシナモンシュガーを振ったパイナップルを串刺しにしてバーベキューの最後に焼くんです。
パイナップルが加熱されることで甘みが増してシナモンシュガーもちょっとカリッとしておいしいんです。お肉料理の後なので消化の助けにもなるんでしょうね。
おわりに
アメリカのカットフルーツの全貌を色々見てきましたがいかがでしたか?私はいつも自分でフルーツをカットして常備フルーツにしています。
日本人はどうしても新鮮さを気にしますから「切って保存しておくと栄養が減らない?鮮度が落ちない?」という声も聞こえそうです。
確かにそうかも知れませんが私はカットしておいた方が時間のないときでも手軽に食べられるので”一気にある程度の量をカットしておく派”です。あなたはどうですか?
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
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