トマト缶の種類が多く、違いが良くわかりませんか?今回はそんな方へトマト缶の種類と違いをご紹介します。
この7種類を制覇すればもうトマト缶の種類と違いに悩む必要はありません。種類と違いを知ることによってよりあなたの目指す料理に向いているトマト缶を使えるようになるでしょう。
それでは早速一緒に見て行きましょう。
トマト缶種類 違いは?かたまりが大きいものからご紹介
1.ホール(whole)
丸ごとのローマトマトが入っています。料理に使ったときのトマトのコクと深みの点ではナンバーワンです。まな板にトマトだけ出して角切りなどお好きな大きさに切ってから缶の中のトマトの汁と一緒に料理に入れます。
私はまな板と包丁を汚すのが面倒なので(結構汁がまな板中に流れ出ます)、スープやソースに入れるときはトマトを手で持って鍋の上でグチュッとつぶしながら入れます。
中にはヘタが硬く感じるトマトもあります。そんな時も手でつぶしながら硬いヘタの部分を手中に残して捨てることができます。
片付ける物が減って時短にもなるので私はホールトマトは手でつぶすのをおすすめします。
2.ダイス(diced)
ダイスはサイコロという意味です。こちらはもうすでに角切りにされているのでそのままスープやソースに使えます。
すでに塩やハーブが入っているものもあるので、用途に応じて表示を良く見てくださいね。英語が得意でないとしてもある程度はトマト缶にある絵で判断できると思います。トマト缶の表を良く見ましょう。
私はつぶす必要もないので基本的にはこのダイスのトマト缶を常備しています。でもコクの部分ではやはりホールトマトが勝つのでお客さま用とかちょっとがんばって料理をしたいときはホールトマトを使います。
普段はやっぱり缶を開けてジャーッと使えるダイスですけれどね。
3.クラッシュ(crushed)
ちょうど角切りのダイスと次に出てくるピュレーの真ん中の感じです。クラッシュは「つぶされた」「挽かれた」という意味ですので、まだトマトのつぶつぶが残っている状態のトマト缶です。
ダイスの角切りよりも崩れているけれど、ピュレーほど滑らかではありません。このクラッシュはソースに良く使われます。
4.のピュレーと半々で使ったり、逆に角切りトマトの食感を残しながらも滑らかさを加えたいときは2.のダイスと半々で使ったり、なれるとこの2.ダイス、3.クラッシュ、4.ピュレーはそれぞれの特徴とあなたの好みで混ぜたり使い分けたりすることができるようになります。
4.ピュレー(puree)
トマトの食感はないほどつぶしてスムーズになっている状態のトマト缶です。上のクラッシュとピュレーは若干つぶつぶがあるかないかの違いなのでほとんどの場合お互いに代用できますが、このピュレーは2.ダイス、3.クラッシュの更に上の滑らかさです。
もうこれをそのまま濃い目のトマトジュースとして使ってもいいのかな、という感じです。初期の離乳食の硬さをピュレーと表しますが、まさにそれくらいの滑らかさ。
噛まずに飲み込んだとしても消化不良にならないような元のトマトの形態は残っていないトマト缶です。アメリカ代表のとっても滑らかなトマトスープを作るときにはこのピュレーが必須です。
5.ソース(sauce)
4.のピュレーより水分が多く、そのまま鍋に注ぎ込めるくらいの濃さになっています。ソースとありますが、形状がソース状というだけであってこれをトマトソースとしてすぐにパスタにかけられるかというとそうではないので気をつけましょう。
ハーブや味付けが多少されているものもありますが、あくまでも仕上げは自分でする必要があります。
出来合いのパスタソースは買いたくないけれど時間を節約しておいしく仕上げたい方に向いています。
玉ねぎや他の野菜を少しいためた後にこのソーストマト缶を入れればちょっと難しいハーブ使いだけはこのソーストマト缶に任せてあっという間にパスタソースができますよ。
トマト缶種類 違い歴然。あえて言うならこの2種は別物
6.シチュー(stewed)
少し調理済みっぽくなっているトマト缶です。すでに塩、砂糖、スパイスやハーブなどが入っていますがこれだけではまだシチューとして食べられる状態ではありませんので気をつけてくださいね。
”シチューとしては食べられない”と言うだけで別に缶を開けてシチュートマト缶を食べても問題はありませんが、要は完成していないシチュー用トマト缶という意味なんですね。
コトコトと何時間も煮ている時間がないときにこのシチュー系のトマト缶を入れるだけで何時間も煮たような深みのあるおいしさになります。
あとはハーブの使い方にまだ自信がない方にもこのシチュートマト缶はおすすめです。使うたびにどんなハーブが入っているのかチェックしておくとトマト缶料理に合うハーブの勉強にもなりますよ。
7.ペースト(paste)
通常他のトマト缶より小さい手のひらサイズ6オンス(oz)の 缶で売っています。歯磨き粉をtooth paste(トゥースペイスト)と言うだけあって、このペーストトマト缶は今回ご紹介してきた中で一番水分量がすくなく、ボテッとしています。
水分量が少ないということは味が凝縮されているのでトマトペーストはトマト缶とは別に常備しておきたいアイテムです。理由はソースでもスープでも「濃さ」と「コク」を加えてくれるから。
私は一度使ったらこのトマトペーストは手放せなくなりました。
4人家族くらいでしたら一回のソースやスープでこの小さい缶の半分(大さじ1~2)もあれば十分です。
缶から出しにくいので細いスパチュラを使うと便利です。余ったら小さいジッパー付き冷凍保存用袋になるべく空気を抜いて平らに入れて冷凍しておきます。
大さじ1~2程度のところで折り目をつけて冷凍しておくと次回使う時にそこでポキッと折れてとても便利です。
おわりに
トマト缶の種類と違いを7つ見てきました。いかがでしたか?結局はそれぞれ大差なく、違いと言えばそのトマト缶の食感と塩やハーブが入っているか否かの部分でしたね。私はつい先日、いつもなら絶対に切らせたことがないトマト缶を切らせていると気づかないままトマトベースのスープ作りを開始し、冷凍庫にあった7.トマトペーストの残りを入れて乗り切ったことがあります。
トマトペーストは濃いトマトなのでトマトの味としては十分トマト缶の代用になります。あなたも今回ご紹介したトマト缶の種類と違いで、トマト缶マスターになれましたら幸いです。
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