アメリカの野菜で生食されるものがいくつかあります。
そういうと決まって
「サラダって野菜だし、生で食べるし!!」
という人がいます。
野菜を生食するなんて当たり前すぎると思いますか?
実はここアメリカでは日本では生では通常食べない野菜が生で食べられているのです。私がアメリカで初めて遭遇して、度肝を抜かれた順に紹介します。
アメリカ野菜|それ生で食べる?度肝度6
きのこは生で食られるという概念自体がなかった
ホワイトマッシュルーム / white button mushrooms
アメリカのレストランにあった野菜サラダバーできのこ類を生で食べるのが大丈夫と知り度肝を抜かれました。
ただ切られただけの白いマッシュルーム(ホワイトマッシュルーム)が山積みになっていて、私は恐る恐る一枚だけ取って食べた思い出があります。
私にはそれまで一番清潔な見た目のマッシュルームでもきのこというものを生で食べる文化がありませんでした。
今ではアメリカだけでなく日本でもホワイトマッシュルームをつかった「おしゃれ」なサラダが出されるようになりましたが以前の私には度肝度ナンバーワンでした。
【ホワイトマッシュルームを生食する時のポイント】
*ホワイトマッシュルームは切ると色がピンク~茶色と変色してしまうのでレモン汁や酢を使ったドレッシングを使うようにし変色を防ぎましょう。
*注意:生食に向いているのはホワイトマッシュルームだけです。清潔な環境で栽培から収穫までされるからです。他のきのこ(しいたけその他)は火を通しましょう。
アメリカ野菜|それ生で食べる?度肝度5
ゆでたものしか食べたことがなかった
ブロッコリー / broccoli
ブロッコリーはそれまではゆでたものしか食べたことがなかったのでこちらのブロッコリーもサラダバーで二度見するハメになりました。
その後、アメリカでよく作られるサラダに生ブロッコリーサラダがあることも知り、初めて恐々作ったのを思い出します。
それからは友人の家や料理番組に料理の本でも生のブロッコリーを使った料理がどんどん出ていて今では日常化しています。
【ブロッコリーを生食する時のポイント】
ブロッコリーはつぼみのところに汚れがたまりやすいので、買ってきたらボウルいっぱいに水を張り、ブロッコリーの上下をさかさまにして30分つけておきます。そうするとつぼみが開いて中に入っていた汚れが出ます。もちろん少し硬いので生のブロッコリーサラダにするには細かく刻みます。茎のところは皮を厚めにむくと、中の柔らかいところが使えます。
ゆでた柔らかいブロッコリーもいいですが、生のブロッコリーを良くかんで食べることができるので時々生のブロッコリーサラダも作って変化を楽しんでいます。
アメリカ野菜|それ生で食べる?度肝度4
てっきり火を通さないとダメなのかと
カリフラワー / cauliflower
細かく切ってご飯の代わりに食べるカリフラワーライスとしてアメリカでただいま空前の人気を誇っているカリフラワーですが、カリフラワーがサラダバーに生で鎮座していたのもここアメリカ。
ゆでたり蒸されたりしたカリフラワーはアメリカのサラダバーや付けあわせでありますが、生のカリフラワーもアメリカでは普通に食べられています。
この1.マッシュルーム、2.ブロッコリー、3.カリフラワーの3種はおいしいとかおいしくないとかの判断の前に「慣れ」が必要です。私はちょっとこのマッシュルーム・ブロッコリー・カリフラワーの生食にはしばらく抵抗があって勝手に食わず嫌いをしていた時期があります。
生で食べるのに慣れていなかったので本当にいいのか、となんだか怖かったんです。でも食べてみたら意外な食感に甘みを感じてびっくりしたのを覚えています。
アメリカ野菜|それ生で食べる?度肝度3
りんごみたいに食べるとは思わなかった
パプリカ / bell peppers
アメリカのピーマンは大きさもほぼパプリカのような種類ですが、甘みがあるので生食されるものは赤・オレンジ・黄色などが多いです。緑のピーマンもアメリカではパプリカサイズで苦味が少なく、生で食べるのにそんなに抵抗がありません。日本でもサッと火を通したりピクルスのようにすれば生食で使われるパプリカですがアメリカのように完全に生で食べることはなかなかないのではないでしょうか。
アメリカではホームパーティーがよく行われますが、そこでフィンガーフード(指だけを使って食べられるおつまみ的な料理)として生のパプリカは良く出ます。
また、パプリカを切ってディップ(ドロッとしたドレッシング状のもの)をつけるだけでおやつや軽食になります。甘いものばかり続いている方にはアメリカのパプリカ(ピーマン)は野菜の甘みのみのおやつでいいですよ。
アメリカ野菜|それ生で食べる?度肝度2
シュガー(砂糖)の字がつくだけある
シュガースナップピー / sugar snap pea
生で食べて消化できるのかとびっくりしたのがスナップえんどうです。アメリカで生食もされているのはこのシュガースナップピーというえんどう豆です。普通のえんどう豆との違いはぷっくりしているかどうか。ぷっくりしているものはシュガースナップピーと呼ばれ生でも甘みがあります。
ちょっとかじってみると確かに青っぽい味はしますが甘さも十分でおいしいのです。そうは言っても私はいまだにスナップえんどうは少しでもお湯にくぐらせて多少柔らかくした方が甘みがぐっと増すので好きですが、生で食べて問題ない野菜なのです。
スナップえんどうは生で食べられるというだけあって、そんなにグラグラと煮る必要はありません。加熱しても大体1、2分といったところでカリッとした食感が残るくらいがおいしいです。加熱しすぎないほうが鮮やかな緑色もキープできていいですよね。
アメリカ野菜|それ生で食べる?度肝度1
おひたしに炒め物のイメージ強し
ほうれん草(ベビースピナッチ)/ baby spinach
ほうれん草と言ってもベビースピナッチとかベビーほうれん草といわれるごく若い状態のほうれん草のことです。とは言ってもほうれん草はほうれん草。これもゆがかないと食べられないと思っていました。さすがに束で売られているようなほうれん草は少し湯がいたほうが”えぐみ”(食べたときに葉の裏側がギシギシいうあの感じ。アクとも呼ばれます)が減って食べやすいのですが、このベビースピナッチ(ベビーほうれん草)はまだ幼いためもともとえぐみが少なく生食に向いているんですね。
それでもやっぱりたくさん食べると歯の裏がギシギシ言いますがそこはご愛嬌。たっぷりの良質の油と一緒にサラダで生食すると普段のほうれん草のおひたしとはまた違った味と食感が楽しめます。
【ベビースピナッチを食べるときのポイント】
*いちごや乾燥クランベリーなどを加えてもおいしく食べられます。果物とほうれん草の組み合わせはなかなか日本では見ないのでアメリカ風の食べ方も楽しんでみてください。
おわりに
アメリカで野菜を生で食べるものをご紹介してきました。私の独断と偏見で、私がアメリカに来たばかりの時に実際に生食されているのをみて度肝を抜かれた順にご紹介しました。あなたもびっくりしたものがありましたか?
今回挙げた6つの野菜は初めは生で食べることに抵抗があるかもしれませんが、少しずつかじってその味を確かめて慣れて行ってみましょう!新たな野菜の魅力にとりこになってしまうかもしれませんよ。
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
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