アメリカ野菜で根菜はどんなものがあるのでしょうか?秋冬には全盛期になる根菜ですが、秋冬だけでなく一年を通して色々な根菜があります。
今回は長持ちするのでアメリカでよく使われる野菜の根菜をアメリカっぽいものから順にご紹介していきます。
最後にはここ数年で見るようになった日本の秋冬に欠かせない根菜もご紹介します。あなたのお気に入りの根菜が見つかると良いですね。
アメリカ野菜根菜 日本人に一番馴染みがある
アメリカかぶ(ターニップ / turnip)
日本のかぶより苦味が強く生食には向いていませんが、馴染みの根菜に近いので私たちには使いやすいアメリカのかぶです。
料理に使うときはアメリカのかぶだけゆでこぼしをしたり(ゆでたお湯を捨てること)油を多めに使う料理で使えば、苦味が和らぐかと思います。
アメリカかぶの特徴は茎とかぶの境目が紫色であることです。境目が紫色で日本のかぶと見た目が違うというだけでパスしてしてしまってはもったいないです。慣れればスープからローストまで様々な料理に使うことができます。
苦味が気になる方は小さ目のものを選ぶと良いでしょう。大きいものは「す」(筋っぽくなって中に空洞ができること)が入っているものが多いので大きすぎないサイズのものを選びましょう。
アメリカ野菜根菜 にんじんに似てるのに味が全然違う
パースニップ / parsnip
日本語では「白にんじん」とも呼ばれますが味は全く違うアメリカの根菜です。見た目もにんじんよりゴツゴツした感じで、そのにんじんと全く違う味はリコリッシュ風味のことです。
リコリッシュとは薬草系の味のグミのようなお菓子のことなのですが、薬草系の味がたまらないというファンも多い根菜です。なにはともあれ、一度食べてみないとどんな味なのかはわかりませんよね。
〈簡単な食べ方〉
棒状に切ったパースニップに塩こしょうをしてオリーブオイルをまんべんなくまぶしたら425°F(220℃)のオーブンで20-40分ローストします。
パースニップの薬草系の味はセロリっぽい味とも表現できるかもしれませんが、食わず嫌いをせずにまずは一度食べてみましょう。
アメリカ野菜根菜 上に生えてる部分と味が似てる
セロリルート / celery root
別名:セロリアック/celeriac
小さく切ると15分ほどで火が入り、セロリが苦手な人もセロリの香りが控えめなのでおすすめのスープやポトフで使える根菜です。
結構ごつごつしているので見た目はあまりよくないのですが、ごつごつしている部分さえむいてしまえばじゃがいものようです。セロリの根っこの部分なのでこの荒々しい見た目はご愛嬌です。
あまり大きいものを選ぶと筋っぽくて食感が悪くなりますので「一個いくら」で売っている時もあまり大きいものは選ばないように気をつけましょう。
アメリカの野菜は根菜に限らず、大きすぎるものは避けた方がおいしい野菜です。「野菜のサイズはほどほどがおいしい」ということを心にとどめておきましょう。
アメリカ野菜根菜 古き良きアメリカの代表と言えば
じゃがいも / potato
フレンチフライ(フライドポテト)にマッシュポテトなどアメリカで欠かせない根菜と言えばじゃがいもが真っ先に挙げられます。
揚げたじゃがいもであるフレンチフライ(フライドポテト)のほかにもハッシュドポテトにホームフライとアメリカの食卓にはじゃがいもがとても重要な位置を占めています。
ご飯やパンの代わりにじゃがいもが主食として登場するのもアメリカらしいところです。アメリカにはオレゴン州やアイダホ州など日本でも有名なじゃがいもの産地がありますよね。
アメリカのじゃがいもは本当に色々な種類がありますが、私たちも普段から扱い慣れている根菜ですので色々な料理に取り入れてみましょう。
*「アメリカのじゃがいもって種類が多すぎてわけがわからない!」という方はこちらをどうぞ。→「アメリカじゃがいも|種類ありすぎ!使い方は?【保存版】」
アメリカ野菜根菜 カラフルな種類がたくさん
にんじん / carrot
じゃがいもに並びにんじんも私たちが良く使う根菜ですね。アメリカにはカラフルなにんじんがたくさんあります。白、黄色、オレンジ、赤など色々な色があって楽しく使える根菜です。ただ、このカラフルにんじんはゆでる時に注意が必要です。
カラフルにんじんの中に真っ赤なにんじんが入っているときは、ゆでると色がにじみ出てしまい、ゆでたにんじん全体の色が悪くなってしまいます。
オーブンでローストするときはいいのですが、ゆでるときだけ赤いにんじんは使わないようにするか別でゆでることを強くおすすめします。
アメリカ野菜根菜 最近見かける意外なもの
日本のさつまいも(ヤムいもでもスイートポテトでもなく!)
アメリカのさつまいもというと水分が多めのヤムいもが挙げられます。水分が多いため味がまろやかで食感もスムーズです。
外側の皮が少し里芋っぽく荒々しい感じです。でも厳密に言うとスイートポテトとは違う種類のものなのです。
アメリカの普通のスーパーで本物のヤムいもを取り扱っていることはほとんどないのですがスイートポテトと混同されてしまっています。
それなのでスイートポテトもヤムいもという名前で売られていることが多々あります。
アメリカのスイートポテトは断面が鮮やかなオレンジか薄い黄色(種類によって違う)で、これまた日本のさつまいものようなホクホクした食感は期待できません。
前述したようにアメリカのスーパーではヤムいもがスイートポテトと表示されていたり、逆もしかり、と種別は結構いい加減なことが多いです。実際は中が鮮やかなオレンジ色でも薄い黄色でもスイートポテトだと思っていれば間違いないでしょう。
〈見るんです。ムラサキを・・・!〉
最近では「ムラサキ」と呼ばれる日本のさつまいもも時々見かけるようになりました。外側が赤紫の日本のさつまいもの種類です。少し前まではアメリカでは日本のさつまいもはあきらめなければいけませんでしたが最近では東海岸のスーパーでも置いてあるところはあります。アメリカで日本のさつまいもを食べたいという方は根気良く探してみてください。
アメリカ野菜根菜はオーブンで調理してみよう
ロースト(オーブン調理)ができると一人前?
煮る焼くは日本でもしてきました。でもアメリカの住居には必ずと言って良いほど大きなオーブンがあります。是非これらの根菜をローストして食べてみてください。オーブンは使い慣れないと敬遠されがちですが、使いこなせるとずっと見ていなくても時間になればできあがるため時間を有効に使えます。
是非、アメリカのオーブンをどんどん活用していきましょう。
*アメリカのオーブンでも”一週間分”は作り過ぎかもと思う方はこちら。
→「アメリカ野菜はまずい?なぜ?理由4つ!」
おわりに
アメリカ野菜の根菜をご紹介して来ました。どれか食べたことがある根菜がありましたか?もしかしたらなんとなく通り過ぎていた根菜もあったかも知れません。
少しずつ試してみると意外なお気に入りが見つかるかもしれません。少しずつ試してみてお気に入りを見つけてみてくださいね。
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
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