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アメリカ野菜 流行してるのは?どうやって食べる!?

アメリカ 野菜 流行



アメリカの野菜で流行しているのはどんな野菜でしょうか?

野菜なんてだいたい万年似たようなものしかないだろうと思うかもしれませんが、実はちゃんと流行しているものがあるんです。

毎日のように新商品や新パッケージが登場する日本とは違った雰囲気のアメリカのスーパーでの野菜の流行品をご紹介します。


アメリカ|野菜流行っているのはそのものズバリ

1.もう数年間安定して流行っている野菜

ケール / kale

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ケールはアメリカでスポットライトが当たってからすでに何年も経っていますが流行の野菜感はまだまだ抜けていません。

ケールはサラダ、炒め物、チップス、スムージーとどんな料理にも使えて栄養も抜群。スーパーでは一年中見かけますが、本来は秋冬には甘みが出る野菜です。

秋冬に少なくなりがちな濃い栄養素を私たちにしっかりと届けてくれる野菜として王道の人気を誇っています。

実際に食べる食べないは別として今ではアメリカでケールを知らない人はいないのではないでしょうか。スープの仕上げに入れても緑が鮮やかです。



2.雑穀の中でも一番野菜っぽい

キヌア(アメリカ英語ではキーンワと発音)/ quinoa

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お米やパンの摂取を控えている人に爆発的人気を出した野菜、キヌア。雑穀なのになんとほうれん草の仲間だそうで擬似穀物と呼ばれるゆえんがここにあります。

どうみても穀物ですけど野菜でもあるんですね。サラダに混ぜて使ったり、キヌアだけをお米やパンの換わりに沿えて他のおかずと食べたりします。

キヌアだけ炊いておけばスープの仕上げにお好きなだけに入れて腹持ちを良くさせることもできます。


「キヌアって味がなくておいしくない。どうしたらおいしくなる?」


私がよく聞く質問です。答えは簡単。キヌアを炊くときにアメリカの方はブロスやブイヨンを水の代わり、または水にプラスして使います。

チキン・ビーフ・ベジタブルお好きな種類で何でもいいです。日本の方はコンソメを入れてみてください。調理の時間はパッケージに書いてあるとおりにしていただければいいのですが、キヌアと水の割合は1対2です。

キヌアの”輪っか”が飛び出してくるとできあがりです。ブロスやブイヨンを使うととっても食べやすくなりますよ。



番外編1.え?ちょっと待って、クスクスは野菜じゃない?

 キヌア(米英語キーンワ)に似ているので勘違いする人続出

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クスクスはパスタの一種です。小麦粉からできていて、お湯を入れて蓋をして数分蒸すだけでできあがるインスタントパスタです。

雑穀で野菜の一種でもあるキヌアのつぶつぶをみると、パスタであるはずのクスクスも「野菜なのでは?」と思う人が多いみたいですね。

結構たくさんの人が「クスクスもキヌアみたいな野菜だと思っていた」と言います。クスクスは極小パスタであって野菜ではないので、ここでそっと確認しておきましょう。




3.きれいで栄養凝縮極小野菜

3-1.かいわれ大根 /radish sprouts(ラディッシュスプラウツ)

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かいわれ大根は「大根」と名前がつくだけにかつてはアメリカで見かけることはありませんでした。最近ではアメリカでも料理の最後に散らすと鮮やかな緑がきれいで栄養が凝縮されているので爆発的な人気が出ました。

認知度は上がったもののまだまだレストランやおしゃれなカフェでの利用されているくらいなので一般受けはそこまでないようです。

いざ買うとなると値段は高いですが、アメリカで流行ったおかげで今ではかいわれ大根は大型のスーパーで買うことができます。


3-2.アルファルファ/ alfalfa


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かいわれ大根と同じ、マイクログリーンズ=極小野菜のひとつです。サラダやスープの上に散らしたり、雑穀系の茶色いパンを使ったおしゃれなサンドイッチに添えられたりしています。

こちらも栄養がギュッとつまっているということで流行していますが、値段はまだ日本の3倍ほどします。もっと認知度が上がれば収穫量も増えて値段が下がるかもしれません。

かいわれ大根が売っていないアメリカのスーパーでもこちらのアルファルファが売っているところは意外とあります。またかいわれ大根が手に入らない時の代用にもなります。


アメリカ|野菜の流行品~形を変えて~

4.野菜ヌードル

代表はズッキーニヌードル / zucchini noodles

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今までなかった形に加工してアメリカで流行している野菜にズッキーニヌードルが挙げられます。野菜の種類もズッキーニに始まり、バターナットスクウォッシュなど適度な硬さがありある程度長さがある野菜が好まれます。

10年以上前からパスタの代わりにこんにゃくを使った”しらたきパスタ”がアメリカで出回っていますが、その後パスタに代わる麺状の野菜としてズッキーニヌードルやバターナットスクウォッシュヌードルなどが出回るようになりました。

自分で麺状にカットできる器具があったり、店頭ですでに麺状にカットされた野菜がパックされて売っています。ベジタリアンでなくてもたまには気分を変えてパスタの代わりに食べてみてはいかがでしょう。


5.米状・ピュレーにした野菜

代表はカリフラワー

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アメリカではカリフラワーライスという名前で流行している野菜の形です。どんなおしゃれな食べ物かとわくわくするかもしれませんが、実は何てことない食べ物です。

カリフラワーをフードプロセッサーでお米くらいの大きさになるまで細かく切ってお米・パン・パスタなどの代わりに食べます。

野菜なのでゆっくりと消化されるところが健康を気にする人たちに受けたようです。またこのカリフラワーをピュレー状にし、スープに入れたりマッシュポテトの代わりの付けあわせとして食べたりもします。


番外編2.ブッダ(仏陀)ボウル(Buddha bowl)全米の流行じゃない!?

要はてんこ盛りのサラダなんですが

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アメリカのカリフォルニア周辺ではブッダボウルと呼ばれる野菜と果物だけで作られたどんぶり、あるいはご飯の上に野菜や果物がのっているどんぶりが流行しているようです。でもこちらアメリカ東部ではサラダはあってもブッダボウルは一般的ではありません。

基本的に肉類はもちろん魚やチーズも食べない超菜食主義のヴィーガン向けレシピなので、本気で実践する人が限られているのが原因と思われます。

料理本などではブッダボウルらしきものを見ますがレストランやフードトラックで流行っているかと聞かれればほとんど見ないというのが現状です。

日本だと「最新アメリカ発」とか「アメリカで流行っている」と言われるかもしれませんがブッダボウルの流行は全米ではないですね。


おわりに



アメリカ野菜で流行しているものをご紹介してきましたがいかがでしたか?一番最後のブッダボウルに関しては数年前に流行ったニューヨークのカップケーキ屋さんやドーナツ屋さんを思い出してしまいました。

全米で流行っているかのように言われるものも、意外と一部人たちや一部の地域でしか流行っていないものが多いものです。でも特定の野菜が流行るのには必ず良い理由がついていますから野菜に関しては流行を追ってみてもいいかもしれませんね。

野菜の形を変えただけで流行ったズッキーニヌードルやカリフラワーライスなども目新しくて毎日の野菜摂取を楽しくしてくれます。



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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡

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