アメリカも日本も野菜摂取量アップに躍起になっていますが、実際はどれくらいを目安にすれば良いのでしょうか?
日本では一日に必要な野菜摂取量はだいたい350gと言われているのをご存知ですか?
葉野菜ならびっくりするような量を食べないといけなくなりますよね。
アメリカでは5皿分と言われています。
はっきりと何グラムとは言っていないので定義が曖昧ですが色々な種類の野菜をたくさん採りましょうという意味ではあると思うんです。
一皿分が70gとすると5皿分食べるとちょうど350gになる計算です。
また、一皿分が70gでなく10g多い80gとも言われています。
ちょっと多めに食べると(80g×5皿=400g)目標の350gを超えて400gを目指せるということでしょう。
私たちが日米の野菜摂取量キャンペーンから学べることがきっとあります。
アメリカ|野菜摂取量キャンペーン
5 A Day(ファイブ・ア・デイ)=1日に5人前の野菜果物摂取
アメリカでは5 A Dayキャンペーンが続けられています。
野菜や果物を5 servings摂取しましょうという意味ですね。
この5 servings、日本語では「5皿」と訳されることも多いのですが、私は5皿というよりは「5人前」といったほうがしっくりきます。
5人前というと結構な量ですが、それだけ野菜や果物を摂取しましょう!という野菜摂取量アップキャンペーンなのです。
意識の問題ですね。
スーパーの広告や実際の生鮮野菜果物の外袋などにFive A Day(1日に5人前)の文字を見たことがある方もいらっしゃると思います。
まだ見たことのない方は探してみましょう。
またその5人前は生鮮の野菜や果物を指すのですが、30g(片手で握れる程度)はドライフルーツでも良いそうです。
でもドライフルーツは糖分が凝縮されているため歯への直接のダメージが気になります。おやつとしてよりは食事中に他の食べ物と一緒に食べるほうが良いとされています。
ということでドライフルーツはサラダへの投入をおすすめします。
アメリカにはクランベリー、レーズン、杏(あんず)、オレンジやりんごまでドライフルーツの種類に事欠きません。色々な種類をサラダに入れて楽しんでみましょう。
アメリカでは5 A Dayという言葉は注意してみるとスーパー、レストラン、学校の昼食メニュー表など本当に色々なところで見ます。
野菜や果物摂取量5人前、毎日意識してみてはいかがでしょうか。
日本|野菜摂取量キャンペーン
「31の日」を知っていますか?
31を「さい」と読めましたか?
野菜の「菜(さい)」にちなんで月末に野菜を食べようという日なんです。
日本記念日協会に正式に登録されているそうです。
29の日(肉の日)なら知っていたんだけど・・・という方が多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
日本にも一般社団法人ファイブ・ア・デイ(5 A Day)協会というものがあります。
「1日に野菜摂取量5皿分350g+果物200gを食べましょう」がこの協会のスローガン。
でもちょっとアメリカの5 A Dayキャンペーンと違うんです。
アメリカは野菜も果物も含む5人前(大体350g)を目指しているのに対し日本は野菜摂取量目標350gにプラスして果物200gをとるように推奨。
果物は野菜とは別枠でとることを薦めているんですね。
野菜摂取だけでも大変なのに追い討ちをかけるように果物は別枠・・・。
そんな無理がたたって日本の野菜摂取量が下がってしまっているような気もします。
私としてはもうちょっとおおざっぱに摂取量を上げることがカギだと思っています。
野菜摂取量を増やすためにできること
一汁三菜×3食丹精こめて作るのは難しい
日本の野菜摂取量がなかなか上がらない原因に「食事は丹精こめて作るべし」という考え方があります。
丹精をこめることは素晴らしいことですが、現代は毎日忙しく働いている人も多いですよね。
また、夫婦共働きともなると夫婦どちらかが家族のために毎日毎回ゆっくりと食事を作る時間を取るのも難しいと思います。
また、野菜の調理に時間がかかるのは皮をむいたり水にさらしたりと手間が多くかかることもあげられます。
最近の日本では若者の果物離れも話題になっていますね。
果物をむいたり切ったりするのが手間だというのが理由だそうです。
確かに果物をむいたり切ったりするのは手間かもしれません。
でも目的が「野菜や果物の摂取量を増やすこと」だとしたらチョコレートをほおばる代わりにりんごやみかんをほおばってみる努力をしてみるのもいいのではないでしょうか。
ちょっとした心がけからアメリカでも日本でも野菜摂取量は上げていくことができますね。
常日頃の意識改革が必要とされますが「ちりも積もれば山となる」で、ちょっとした努力が日米で期待されているのです。
野菜摂取量向上には丸かじり!
簡単なのに絶大な効果
「今日はなんとなく野菜や果物不足だな」と感じた日にはキッチンカウンターや冷蔵庫からきゅうりでもりんごでも野菜や果物を丸々と取り出し、丸かじりしてみましょう。
もちろんきれいに洗ってからというのは前提ですが、まな板を取り出して包丁を取り出してお皿を取り出して・・・という行程が面倒ならばただただ野菜や果物を丸かじりしたのでいいんです。
春夏は野菜や果物であふれていますし、秋冬の季節にはアメリカでも日本でもみかんが出回ります。
丸かじりをすることで気軽に野菜果物摂取量を増やすことができます。
キッチンカウンターやテーブルなどに綺麗に盛り付けてオブジェ(飾り)にしながら手軽に食後に一つ食べたり、一つはお出かけのバッグにしのばせてみましょう。
もっと簡単に気軽に野菜や果物摂取をしましょう。
パッと食べられる野菜がないときは果物でもある程度は代用できると割り切ってどんどん摂取していくことを目的にしていくと気づいた時にはかなりの野菜果物摂取ができているはずです。
おわりに
アメリカ野菜摂取量を日本とのキャンペーンを見ながら比較、そしてどのようにして量を増やしていけばよいのか一緒に考えてきました。
「食べ物を食べる」と考えると野菜や果物がおざなりになってしまいますが、「野菜果物の”量”を食べる」と考えると目的がはっきりするため野菜摂取量を上げることが意識できると思います。
果物の栄養も時には野菜の代用として機能するということも念頭に、今日から携帯しやすい果物をお弁当に一つポンと足すこともできますね。
関連記事
→「日本人の野菜不足|原因と解消法を公開!」
→「アメリカ朝食|野菜入り感動メニュー10選!」
→「アメリカ留学中、野菜をたくさん食べるには?」
→「アメリカ|野菜嫌いの子どもは一体何を食べている?」
→「アメリカ人は野菜食べないって古い!?3つの理由」
あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
コメント
コメントを投稿