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アメリカで鍋するのに【ない】覚悟必要野菜5選!




アメリカで鍋の季節になると気になることがありますね。それは


「アメリカで鍋はできるのか?」
ということ。

アメリカでは白菜の値段が高い傾向はありますが、普通のスーパー(しかも日本から遠いアメリカ東部でも)で手に入るようになりました。

ところがアメリカで鍋をしたい時には数々の障壁があるのです。

今回はそんな秋冬に欠かせない鍋にアメリカではなかなか手に入らないため鍋に入れて食べられない野菜たちを挙げてみます。


 

アメリカで鍋 ごめんね春菊はない


「春菊命」の人にはがっかり



鍋の仕上げの青味としておいしそうな鍋には春菊が一番最後に入れられることが多いですよね。しかし残念ながら春菊は普通のスーパーでは見つかりません

日系・アジア系の食品店では鍋の季節になると売っていることがありますが、鍋の季節であってもタイミングが悪いとなかったりします。

香りが強くてなかなかアメリカっぽい食事に合わせにくいのでしょうか。「春菊が入るからこそ鍋なんだ!」という人にはとても辛い宣告ですが、アメリカで春菊は手に入らないと思っていてください。

日本に帰国したときに堪能することとしましょう。種が手に入れば家庭菜園で育てる人もいるようです。

秋にまいて収穫するには毎年の気候の違いなどで難しいようですが、一角を畑にできる庭があって寒さ対策もできるようであればチャレンジしてみてはどうでしょうか。


 

アメリカの鍋に小松菜は入れられない




おひたしならいいでしょ、という問題でもなく

最近はこの写真のように紫色のものもあったりして、選ぶ楽しみが増えたようですが小松菜もアメリカでは手に入りません

どちらかというとおひたしのイメージがありますが、鍋に入れる人もいるようですので載せておきます。

普通のスーパーでもチンゲンサイは良く見かけるようになったので、代用品としてはチンゲン菜になると思います。

両者は全く違う野菜ですが、鍋の青味に使うと思えばないよりはいいですよね。なんとなく風味も似ているので、私は鍋や汁物で小松菜が使えない時はチンゲンサイを使います。


 

アメリカの鍋に水菜も期待できない


繊細な水炊きにはぴったりだけど

アメリカのスーパーでは水菜もないですね。透明なプラスチックの箱や袋に入っている洗浄済みで開封してすぐ食べられるサラダミックスにチョロッ、チョロッと少しだけ入っていることがあって感動しますが、感動もそれまでです。

水菜だけを単独で手に入れることはできません。そんな時はもやしを使ってみます。鍋の最後に入れれば、もちろん水菜の味はしませんが、そのシャッキリ感だけは得ることができます。

もやしは店舗が特定されますが、普通のスーパーでも売っているところはあります。大型スーパーや韓国系の小さい八百屋さんにあったりもしますのでいろいろ見てみましょう。


*もやしの作り方は「もやし作り方|もやしを作ってみよう!」 を参照ください。




アメリカの鍋に長ネギは期待できない

 



代用2種野菜を知っておこう

アメリカにはリークという極太ネギがありますが、これは日本の長ネギとは別物なんですね。それに、スキャリオンまたはグリーンオニオンと呼ばれる細いネギもありますが、これも長ネギとは違います。

私は個人的に極太のリークの白いところも緑のところも鍋にいれますが、友人は鍋にリークを入れると大味になるのでスキャリオン(グリーンオニオン)を入れる派だと言っています。


これは個人の好みの問題でもあるので、アメリカの2つの違うネギを使ってみて自分が使いやすかったり味が好みに近いほうを使うことにしましょう。

 


アメリカの鍋にしいたけ以外のきのこを求めない




代用するか、高いの買うか


毎年秋になると、アメリカの街路樹や森林横にはたくさんのきのこが自生しているのを目撃します。

特に大きな松の木の下にきのこがたくさん生えているのを見ると「あれは松茸では!?」と思ってしまいます。

でも、きのこばかりは食用か否かをプロ以外が判断すべきものではないので頭の中を「松茸」がエコーしていても通り過ぎるだけ。

さて、普通のスーパーでは白と茶色のマッシュルームのほかにしいたけも進出してきた話はいつかしましたが、アメリカでも大型スーパーでないとその他のきのこ類は売っていないのです。

あってもなかなか高いので、見つけたときに感動して大量に買ってレジで支払いをする時に唖然としたなんてことがないように気をつけてくださいね。




おわりに

今回はアメリカで鍋をするにあたって、鍋に入れたくても一般のスーパーでは手に入らない野菜5種をご紹介してきました。

同じアメリカでも西側では紹介したものの中でも手に入るものがあるようです。大きなアメリカはまさに住んでいる地域次第。

最終的にご紹介してきた野菜がなくてもどうにか鍋の形にはなります。

アメリカでは代用野菜を使ってみたり、どうしてもほしい野菜は畑やプランターでその野菜を育ててみたりしながら、アメリカ風鍋の味に慣れていってみませんか?







あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡

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