「アメリカ人は野菜を食べない」とはアメリカ人全員に対して当てはまらないのはみなさんもわかっていることだと思います。
それでも「アメリカといえばピザとハンバーガー」「アメリカ人はジャンクフードが大好き」「アメリカ人は偏食」「アメリカ人は野菜を食べない」等々、2018年現在も野菜摂取に関して日本人から見たアメリカ人のイメージは野菜を食べていないのです。
きっと20~30年前のイメージがそのまま定着してしまっているのでしょう。
今ではアメリカが昔の汚名返上!
日本人よりアメリカ人の方がバリバリ野菜を食べているという事実が明るみに出ました。なぜなのでしょうか、原因を探ってみます。
「アメリカ人が野菜を食べない」は昔話
現在は「成功したけりゃ野菜を食べろ!」
アメリカの成功者はとどまることを知りません。常に成長し続けたいと思っています。今日も明日も最高のパフォーマンスをあげるために大事にしていること。
それは健康を維持することです。そして、成功したからには長生きしたいというのが彼らの切なる願いです。
農薬や化学肥料、遺伝子組み換え作物などに敏感な彼らはオーガニック(有機栽培)野菜を好んで食べます。
野菜とトレーニングの組み合わせは最強
そしてそんな彼らが仕事をする前や仕事の後に欠かさずしていること。それはランニングやサイクリングなどの有酸素運動や筋トレなど、のエクササイズやトレーニングです。
アメリカでも特に都市部の人たちの健康志向はすさまじいものがあります。
スーツを着てもわかる隆々とした筋肉や、スカートから見えるランナー(走者)特有の筋肉、すっきりとした顔立ちやおなか周りの維持に野菜は欠かせないアイテムとなったのです。
お金があっても買えないものを得るために
この場合、成功者=お金持ちとすると、彼らが全財産をつぎ込んでも買えないものは何だと思いますか?それは時間と健康です。
かけがえのない人生という時間を引き延ばしてくれる可能性に投資する意味で新鮮で安全な野菜を積極的にとる彼ら。
仕事やプライベートへの最高パフォーマンスに欠かせない運動と新鮮な野菜に時間とお金をかけるのは今では彼らのステータスそのものとなったのです。
よって「野菜を食べない」という選択肢はあり得ません。
現に私の周りでしっかり仕事をしている人たちは野菜をしっかり取ることに注力しています。基本的には退職間際の年齢層より若い人たちの層でこの動きがあります。
アメリカ人だって野菜を食べない生活はイヤ
だから気楽にポリポリ
アメリカには確かに料理をしない人、やりたがらない人が存在します。子どもを持つ親でも子どもは勉強さえしていればよいという考えの人が多いです。適材適所、必要なサービスにはお金を払ってプロにやってもらえば良いという考えのアメリカ人はたくさんいます。
アメリカにはパッケージを開けるだけで食べられるカットにんじんやミニトマトをはじめ、ブロッコリーやパプリカなども生でそのまま食べてしまう生食の文化も野菜摂取量に貢献しています。
刻んだり、火を使って調理をしなくても「健康のために野菜は採らなければ」と、意外にも積極的に野菜を食べている人はたくさんいます。
缶詰のいんげん豆や冷凍のとうもろこしなど、少し温めてバターを載せるだけで生の野菜が苦手なアメリカ人も簡単に野菜が摂取できてしまいます。
日本人は野菜摂取には手間がかかって当たり前と思っている人が多いように感じます。もっと気軽に生で食べたり、缶詰や冷凍の野菜を使ってもいいのではないのでしょうか。
おやつには加工されていない食べ物を
おなかが空いたときの間食としてバナナやりんごなどを丸ごとバッグに忍ばせて、りんごにおいてはおもむろにポケットから取り出して服のすそで拭いたものをかじっている様子をテレビや映画で見たことがある人もいると思います。
日本はりんごは皮をむいて切ってから食べるものという認識がありますが、アメリカではただ単に丸かじりをすることも多いです。
アメリカはそのようにして野菜や果物などをあまり加工せずに楽な方法で摂取していると言えます。
アメリカ人は野菜を食べないわけじゃない!
アメリカ流:大皿料理&大量消費でカサ減らし
アメリカの家には通常、子どもが一人入れるくらいの大きさのオーブンがついています。
ディナープレート(ワンプレートでのせられるお皿)も日本やヨーロッパのものより一回り大きいと言われています。
そんな大きなお皿と子どもが入れるくらいのオーブンがあれば必然的に大皿料理となります。
野菜をたくさん切ったものに味付けをしてオーブンで仕上げるキャセロールやグリル野菜などもアメリカ野菜料理の定番です。
【スロークッカー(ゆっくり調理器)とは?】
共働きやキャリアウーマンの数が日本の比でないアメリカ。忙しいアメリカのママたちはスロークッカーもよく使います。
野菜や肉を仕事前にセットしておけば、仕事が終わる頃には調理が終わっているという優れものです。
電源スイッチを入れればあとは火加減の心配もなくものによってはタイマー付きで設定時間以上加熱しすぎるのを防いでくれるものもあり一家に一台は欠かせません。
スロークッカーの名のごとく低温で長時間調理するので固い肉も野菜も柔らかく調理されるのです。これを使えば野菜は切るだけ。
後はお任せで野菜がたくさん食べられます。
新しいアメリカ人は野菜を食べる!
アメリカ人は野菜を食べないイメージというのは今でも良く聞くのですが全体的には野菜を積極的に食べる方向にあることをお伝えしてきました。日本人はどうも野菜を食べている気になっているだけで全体では深刻な野菜不足が続いているようです。
同じアメリカ国内でも生活環境や地域差もありますから野菜の摂取量には違いが出てくるでしょう。
ただ、今の高齢者と働き盛りの年代の人たちを比べても明らかに若い人はより新鮮でよりたくさんの野菜を摂取しようと努力しているのがわかります。
野菜摂取に対する意識がここ20~30年でだいぶ変わってきたのでしょう。
今の働き盛りの年代にとってはエクササイズや野菜摂取などの健康志向がステータスの象徴となっていることからもわかります。
オフィスで一日中デスクワークだとしても運動不足にも野菜不足にも陥らないのが今のかっこいいアメリカ人であり、今のアメリカ人が目指している姿でもあるのです。
おわりに
アメリカ人は野菜を食べないという話が古いということについて見てきましたがいかがでしたか?あなたの周りではどうですか?
また、遠い昔にアメリカに住んでいたことがあるというあなたは現在のアメリカの野菜摂取事情をどう感じましたか?
アメリカの都市部にお住まいの方は野菜に対して過剰に敏感にならず、地方にお住まいの方はなるべく野菜を摂取できるように意識していただければ幸いです。
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
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