アメリカ野菜は大きいイメージ。
でもその大きいイメージのアメリカでも日本の野菜より小さかったり細かったりするものも存在するんです。
虫眼鏡で見なければ・・・なんてことはないですが、ついつい「アメリカなのにこのサイズ?」とツッコミたくなるようなかわいらしいサイズの野菜たちをご紹介します。
アメリカ野菜 大きいとは言えないにんじん2種
通常のにんじん
カレーに煮物、サラダなどの生食まで、にんじんは本当に毎日のように必要ですよね。一人分ならまだしも、家族や友達に振舞うにはこの細いニンジンの皮を何本も何本もむかなければならず大変手間がかかります。
煮物にすると皮は黒ずんでしまうので見た目を気にする方は皮をむいたほうがいいですね。
でも色を気にする必要がなかったりオーガニック(有機栽培)のものなら皮ごと使ってしまっても良いでしょう。
味は日本のにんじんよりも「にんじんクサイ」のが特徴です。
これはアメリカで作られているにんじんの種類が日本のにんじんより原種に近いということが原因です。
ゆでるときに一つまみほど塩を入れると甘さが引き立ちます。
【アメリカっぽいにんじん料理】
①一口大に切ったにんじんをバターで5分ほど炒める。
②少しの水を入れて約20分煮る。
③にんじんに串が通るようになったらブラウンシュガーとシナモンで味付け。
④水気が飛ぶまで炒める(水が多すぎるなら③の前に水を捨てます)
塩や醤油のにんじん料理に飽きたらこんなアメリカっぽいにんじん料理を試してみてはいかがでしょうか?
特にアメリカのにんじんの強い香りが気になる方は是非お試しください。
私もたまににんじんの味付けに飽きたらこのブラウンシュガーとシナモンのにんじんを作ります。
秋冬の料理の付けあわせにもぴったりです。
ベビー・カットまたは(ミニ)キャロット
ベビー・カットキャロットまたはミニキャロットと呼ばれ、小指サイズの小さくて細いニンジンです。
スーパーでは袋に入って売っていて、おやつ代わりに生でそのままポリポリと食べられます。
「こんなにかわいいニンジンがあるなんて」とうれしくなってしまいますよね。
でも実はこの小さくて細いベビー(ミニ)キャロットたちは普通のニンジンの収穫・運搬中に折れたり欠けたりして傷を負ったニンジンたちを細かく切って整形したものなのです。
【厳密には・・・】
●「カット(cut)」がついていないものは本当に小さいサイズのにんじん
●「カット(cut)」がついているものは通常のにんじんの整形品
のわけですが表示が曖昧なことが多いようです。
*密封の袋に入っているものはほぼ確実に整形にんじん。
通常のニンジンやミニキャロットとの違いがわかると思います。
アメリカ野菜 大きいとは言えないきゅうり3種
よく売っている小さいきゅうり
手のりサイズのかわいいキュウリです。大きくはありませんが日本の一般的なきゅうりより太いことも多いです。
基本的に日本のように味噌をつけてパリッと食べるものではなく、種はスプーンなどで取り除いてその後薄切りにしてドレッシングと和えて食べます。
アメリカ風の調理の仕方に合っている種類です。
水分が多いとも水っぽいとも言えます。
一度塩をして余分な水気を出してからマヨネーズやドレッシングと和えるのをおすすめします。
塩をして余分な水気を出せば日本風の味付けにも合いますので水っぽさを押さえることに専念しましょう。
主にピクルス(漬物)用の極小きゅうり
上の種類のキュウリより更に小さいタイプのキュウリです。
大きさとしてはピクルスに使われることが多いのでスーパーではあまり見かけません。
ファーマーズマーケットや直売所などに行くと見ることがありますので注意して見てみましょう。
これは本当に小さくて、本当に小さいコーニション(極小の漬物タイプ)になると小指ほどの大きさだったりします。
アメリカのきゅうりは大きくないものはみんな柔らかいので、おいしくないと感じる人が多いですね。
特に日本のきゅうりのようなパリッとした触感を求めている人は長いイングリッシュキューカンバーか、下に紹介した短くて小さいペルジャン(またはミニ)キューカンバーを買うようにしましょう。
ペルジャンまたは(ミニ)きゅうり
アメリカではこのベルジャン(またはミニ)キューカンバーが今のところ一番日本のキュウリのパリッとした食感に近いきゅうりです。
大きさも小指タイプのコーニション(漬物タイプ)の次くらいに小さいのでバラ売りはしていません。
4~6本をまとめて発泡スチロールなどのトレイ上にのったその上にラップがかかっているか、透明なプラスチック容器にパックされている状態で売っています。
このアメリカのきゅうりの大きさは日本のきゅうりの半分ほどのサイズで小さいですが、どうしても生のきゅうりを豪快にパリッとかじりたい衝動に駆られた方はこちらのアメリカの小さいきゅうりであるペルジャン(またはミニ)キューカンバーを食べましょう。
アメリカ野菜 大きいとは言えない和食野菜
細かったり短かったりする大根
大根は「大きい根」と書くだけに大きくてずっしりと思い野菜を期待しているのですが、アメリカの大根は細いのです。また手に入れたくてもかなり大型のスーパーでないと見かけません。基本的にアジア人が使うものなので消費対象が限定されるのかもしれませんね。
とにかく細いものが多く、途中で割れているものも平気で陳列棚に並んでいるので最初はびっくりしてしまうかもしれません。
大根はにんじんほど一度に数を使うことはありませんが、それでも女性の手首ほどの細い大根をむいていると、ふと「もうちょっと太かったら向くのが楽なのにな」と思うことがあります。
ちなみにアジア食品店などで見かける短めで太い大根は韓国大根です。
個人的にはアメリカの細いダイコンと韓国大根の味の違いはそんなにはっきりとはわかりませんでした。
韓国大根は煮るのに時間がかかるといいますが、その点に気をつければ好みで使い分けても良いでしょう。
おわりに
アメリカの何でも大きいというイメージにそぐわない、日本のものより小さかったり細かったりする野菜たちをご紹介しました。アメリカのにんじんは大きく分けて通常ものと整形ものがありましたね。
きゅうりに関しては本当に種類が多いです。
それなので大きさの違う野菜を避けるばかりではなく色々な見た目のものを実際に食べてみたり、現地の人たちに聞いたり、料理番組や料理本で研究したりすると良いですね。
一度目はおいしいと思えなかったとしても二度目以降は「こんな食感もありかも!」と慣れておいしいと思えるかもしれませんよ。
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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡
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